先週の金曜日、人間ドック要精密検査の眼科を受診しに
大学病院へ行ってきた。
先週からちょっと風邪気味で、鼻水が止まらなかったこともあり、
この日は仕事を休み、午前大学病院、午後◎◎クリニックへ
大学病院の入り口で、パーカッションのNちゃんと会う。
産婦人科と思いきや歯科だそうで薬をもらいに来たとのこと。
大学病院にも歯科ってあるんだと妙に感心した。
受付に行くとボランティアらしい方が「新患ですか?」と
聴いてくる。
こちらが何も言う前から、質問攻めで
何科ですか、どちらの病院から、等々
勝手に書類を書き上げてくれ、後は自分のことだけ
書けばいいようにしてくれる。
親切というか、やり過ぎというか。
よく分からないお年寄りには便利でしょうし、
そういう患者さんも多いとは思うのですが。
(そうか、私もお年寄りの方に見られたのか)
N病院の袋を持っていたので、
「あ、N病院からの紹介ですね」と
勝手に決められた。別に紹介ではないのだが。
受付でいろいろ聞いていると、
他の病院からの紹介でなければ、3千円くらい
余計に費用がかかるらしい。
それもどういうものかなあともおもうのだが。
受付終了後、4階の眼科へ。
そこで更に受け付け。
「新患の方は時間がかかるので、
お昼過ぎになるかもしれませんよ。」
いきなりそういう言い方もないだろうとも思うのだが
ましょうがないだろう。こちとら、
時間をどういう風に過ごすかは計算済みで、きちんと
文庫本を抱えていっている。
「あちらの奥でしばらくお待ちください。」
そんなに待つこともなく、看護師が問診に来る。
美人・・・たぶん。というのは、ほぼ全員、
自分も含めてマスクをしているので、
「目」しか見えないのである。
いろいろ聞かれ、更に血圧まで測られた。
手動式のシュッシュッツと空気を入れるやつで。
やはりアナログが一番なのか?
眼科で血圧・・・よく分からないが大切なのでしょう。
その後簡単に視力検査。
「しばらく向こうでお待ちください。」
大学病院に着いたのが9時頃。この時点で9時35分
わりと早く終わるかもしれない。甘かった。
「山内さ〜ん」
次に呼ばれたのは、10時30分頃。
暗い個室に通され、今度は男の若いドクター。
目に光を当ててなにやら検査をし、
「それでは、視力と眼圧を計ります。」
さっきのは何なんだ・・・
眼圧は例の空気がシュッと出るやつ。
どこかの病院ではこの空気でなく
ただ見ていれば眼圧が分かる機械があったのになあ
等と思いながら、検査を受ける。
これが、空気がシュッとくるのが分かっているので、
目の方が条件反射で、シュッの前につむろうとするもんだから、
余計に時間がかかり、何回もお世話になることになる。
その後、視力検査。
先ほどとは違い、(場所は同じだが)めがねを作るときの
あの黒縁のレンズが交換できるやつで、レンズを変えながら、
「こちらの方が見えやすいですかあ」などと、いいながら
時間をかけて検査した。そしてまた前の部屋に戻り
「眼底写真を撮りますから、薬を差します。
今日は車で来てませんよね」
ま、その日は奥様に送ってもらっていたので
「はい」と答えたが、これは、大学病院は
駐車するのが面倒だからであって、
眼科の検査で瞳孔の開く薬を使うだろうから
自動車でこなかったわけではないと言いたかったが
黙っていた。まんだ、びがあ・・・か。
この薬を目に刺すと、徐々に焦点がぼやけ、
まぶしくて目が開けられなくなってくるのです。
その後、30分ぐらいしてから、
今度は、向かいの部屋に呼ばれ、
また同じように目に光を当てて検査し、
「それじゃあ、眼底写真を撮りましょう。
それから、視野検査もやってみましょう。
じゃ外で待っていてください。」
ということになる。
ここまでで3人のドクターや看護士に
見てもらったことになる。
そうこうして、小一時間が経過した頃、
思い出したのです。
確か、K小学校時代の教え子が、眼科医となっている。
以前は青森の県病にいたのだが、今は大学病院にいる。
診察室もたくさんあるし、今日は休みかもしれないし
などなど考えていると、それらしい女性のドクターが
何人も通るのだが、みんな違っていた。
そして、早く順番がこないかなあと思っていたとき、
向かいの部屋から出てきたドクターの
ネームプレートを見て確信しました。彼女だ。
名字は結婚していて違うものになっていましたが、
名前は紛れもなくその名前でした。
向こうもこちらもマスクをしているので、
分からないだろうと思い、
マスクを取ったりしてみたのですが、
気がつかない様子。
このまま黙っていても良かったのですが、
後こういう機会があるとは限らないと思い、
思い切って声をかけてみました。
「◎◎さんじゃないですか」「あ、先生」
昔から、身長は低く、髪の毛がちょっと
赤い子でした。
小学校の時よりは身長も伸びてはいましたが
雰囲気は変わっていませんでした。
しかし、彼女は今ドクターです。
あまり患者と親しげに話もできないのでしょうか。
小学校の時のような明るい笑顔は返ってきませんでした。
でも、何を思ったのか、突然私のカルテを持ってきて
「先生どうぞ」と自分の診察室に呼んで、
でも、その後の対応はドクターと患者でした。
「眼底写真を撮ります。それから、視野検査の日程と
その後の診察日を決めましょう。」ということになった。
全くドクターというか。ま、当たり前のことですけどね。
眼科だとそんなに生命に係わる病気も多くはないと思うのですが
へらへら楽しそうに会話できるものじゃないのでしょうね。
ドクターが全部無表情だとは言いませんが、
表情豊かなドクターは少ないとは言えると思いますね。
その後、こちらで眼底写真を撮ります。といって
部屋まで案内してくれたとき、初めて、
ちょっと世間話ができました。
「地元で仕事をしてるんだから、知り合いに会うことが
多いはずなのにそうでもないんですよ。」
ということでした。
彼女の操作した眼底写真はびがあではなく
色も白くてピガアくらいでした。
目が見えなくなることもありませんでした。
全部終了して、外に出たとき、
まだあの薬が効いているのか
太陽の光がまぶしくて
目が開けられませんでした。